監督のつぶやき?ぼやき!
第268話/ 2017.8.16

 8月11日(祝)、山口県の岩国高校3年生の2人が練習の手伝いに来てくれました。2年生は新チームの練習試合に出ていたので、3年生7人、1年生9人の16人。少ない人数で久しぶりにしっかり練習をしたいと思っていましたので、「ありがたい」と思いました。

 しかし、練習を始めてみると、選手から気持ちが全く伝わってきません。恥ずかしい取り組み方。私はバッティング練習の1組目で練習を中止し、子ども達に思いをぶつけました。

 なぜなのか、手伝いに来てくれたOBの選手に申し訳なかったからです。彼らは親元を離れ、とても厳しい指導者のもと、勉強と野球に真面目に打ちこんできました。2人とも手を抜くような子ではないので、見ていなくてもどれほどの苦労をしたかは想像が付きます。

 そんな3年間の集大成の最後の夏が、名も無い相手に1回戦敗退。努力が必ずしも結果に結びつかないのが高校野球ですが、あまりにむごい終わり方をしました。

 そんな思いをした選手がグランドに顔を出してくれているにもかかわらず、ふざけた練習をする中学生を私は許せませんでした。国立大学と有名私立大学を目指している2人がとても貴重な時間をさいてくれているにもかかわらずです。

 ほとんどの選手は18歳で野球人生を終えます。大学・社会人・プロに進める選手は僅かです。その現実を中学生は分かっていません。野球が出来る時間は無限にあるわけではありません。3年生には残り3年、2年生には4年、1年生には5年しかありません。練習できる日数・時間を一度数えてみてはどうですか。手を抜いている1日がどれだけもったいないか分かるはずです。高校3年生までに力を付け、結果を残さなければ、次のステージには上がれないのです。

 あなたは何歳まで野球を続けたいのですか?30歳まで出来る選手はほんとに一握りの天才です。今やらなければいつやるのでしょう。全国に同級生の野球選手が何万人といるのです。その中であなたは今、何番目ですか?

 4000校少し欠ける高校野球、大学は200数十校、社会人は約70~80チーム、プロ野球は12チーム、競争に勝ち残った選手だけが、次のステージに上がっていきます。夢を語るのは大いに結構です。しかし、語るだけでは1歩も近づくことは出来ません。

 「暑い」? 夏なので当たり前です。

 私は今まで自分に指導力があると思っていました。約30年間、小・中学生を指導し、ずっとある程度以上の成績を残してきたので、そう思い込んでいました。しかし、それは勘違いでした。私の能力では今年の3年生に試合で結果を出さすことは出来ません。今まで自分の力だと思っていたのは、ただ子ども達に恵まれていたからだったのです。

 今週で268話目、5年以上続けてきたこのページで数々、生意気な事、失礼な事を書いてきました。大した力も無いのに、ただただ恥ずかしいことを繰り返してきました。皆さん心からお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。しっかりと自分の能力を知り、勉強し直します。

 私は常々、良い結果を出せない指導者がいつまでも監督でいることをよしと思っていませんでした。その点で、子ども達の力を上げられない私がこのまま同じ立場でいていいのか?13日(日)からそのことと、今までと違う練習方法、試合で力を出す方法、何か他のやり方があるのか?ずっと考え続けています。私がベンチを離れることにより子ども達が持っている力を出せるのなら。残り少ない3年生の中学野球、どうすることが最も彼らのためになるのか。結論を出す時間はあまりありません。まず、私が自分の無力を知ることが始まりです。

 OBの波多間、金澤、貴重な時間ありがとうございました。そしてすみませんでした。



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