監督のつぶやき?ぼやき!
第282話/ 2017.11.20

 11月18日(土)、19日(日)2日間、毎年呼んで頂いている府中オーシャンズの招待試合にA、B2チーム参加しました。Aチームは3勝1敗、Bチームは1勝3敗。勝ち負けはそれほど重要ではありませんが、段原クラブとして1、2年生の秋に出来ていなければいけないレベルに達していなことが問題です。

 スピードのないピッチャーのストレートを遅れることなく打てる、追い込まれてボール球で三振しない、ピッチャーが打ち取った打球はひとつアウトにできる。これぐらいのことはさして難しいことではなく、一桁の背番号をつけて毎試合当たり前のように試合の最初から最後まで出るのなら、この時期に出来なくてはいけません。速いボールを打て、変化球を打て、ピッチャーが芯をくわれた打球を捕れと言っていません。毎試合1本ヒットは打つ、そしてごくまれにノーヒットの試合がある、イージーなミスはしない、レギュラーの条件ではないですか。

 ヒットは打たないは、ミスはするはなら1年生が出ても変わりません。上級生が試合に出るのなら下級生と明らかな違いを出さなければ、下級生にチャンスを与えた方が来年に繋がります。

 私は今年もBチームを2日間見ました。1つ収穫がありました。1年生の2人のピッチャー(とてもピッチャーが出来る恵まれた素材は持っていません)が、入部以来、初めて4イニングを投げることが出来ました。他のチームの1年生の投手と比べて良いボールを投げているとは思いませんが、6か月前と比べて格段の進歩を見せてくれました。「試合になる」ピッチャーとして試合に投げられる条件です。身体能力に恵まれた子が速いボールを投げたり、打球を遠くに飛ばしたりするのは何も凄いことではなく当たり前のことです。背が低い、体が細い、足が遅いなど、弱点を持っている子が努力の結果、少しずつ成長していく姿を見るのは、指導者としてとてもやりがいがあり、楽しい時間です。

 2人のピッチャーはこれを自信に変えて努力を続け、マウンドで堂々とバッターに向かっていけるピッチャーになってほしいと思います。一番大切な素材は毎日苦しい努力を続けられることです。子ども達の努力の価値は、3年生の時の成績(数字)ではなく、どれだけ練習し、どれだけ伸びたか、伸び幅にあります。この点で段原クラブは自信を持っています。

 2年生の子ども達にこの点で不満があります。特に旧チームから試合に多く出ていた選手が、今、チームの中心としての仕事が出来ていません。試合の結果だけでなく練習時の態度、取り組む姿勢、全てにおいて選手の見本となる必要があります。試合に数多く出るという、いわゆるおいしい思いをしている選手が、先頭に立ってチームを引っ張る、そして苦しむ。そこからしか試合の喜びは得られないはずです。誰もが認めるレギュラー、相撲の横綱の品格ではないですが、そういうものが備わった本物のレギュラーが何人いるのかが、チームの格です。

 今シーズン残り2大会、各自がこの冬にやらなければいけないことがはっきり分かる試合にしたいものです。

 中学生としてやらなければならないのは、基本的身体能力のアップ(走力、投力、スイング力)と基本技術の習得、これしかありません。これがあり、頭を使えば試合で良い結果を得られます。野球を長く続けたいのなら、ひたすら、これに打ち込むべきです。試合に勝つためのテクニックは、もっともっとずっと先でいいことです。

 体作りはひとりで出来る練習です。



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